VETO Electric Sauna heater

Arvo Oksanen, 1966

概要

60年以上にわたり受け継がれる、フィンランドのサウナヒーター

VETO電気式サウナヒーターの開発は、1960年代にMuko Oy社で始まりました。1965年に完成し、翌1966年から「Veto Elektro」の名称で量産が開始されました。

VETO独自のオープン構造と、ヒーターに内蔵された加湿構造が特徴の電気サウナヒーター。
VETOによって生み出される、心地よく柔らかなサウナ環境は多くの消費者を魅了します。

60年以上の経験と実績に裏付けられたVETOは、フィンランドのサウナ文化とともに歩み続けています。

カラーバリエーション
ブラック
ホワイト
グレー
鏡面
技術仕様
モデル出力推奨使用空間サウナストーン幅 (A)高さ (B)奥行き (C)
SK 1512,40kW12-18m340kg480mm780mm540mm
SK 2218,60kW19-29m340kg480mm1010mm570mm’
離隔距離

可燃材までの離隔距離

モデル前面 (A)後・側面 (B)上面 (C)
SK 15150mm以上150mm以上1400mm以上
SK 22150mm以上150mm以上1400mm以上

不燃材までの離隔距離

モデル前面 (A)後・側面 (B)上面 (C)
SK 1550mm以上50mm以上1000mm以上
SK 2250mm以上50mm以上1000mm以上

注意!  離隔距離は、ヒーターカバー部分からではなくサウナヒーター本体部分から計算されます。
ヒーター周りが不燃材仕上げの場合、離隔距離A、Bは少なくとも 5 cm 以上にしてください。(サウナヒーターの周囲にスペースを作り、空気循環をスムーズにするため)
適切な遮熱板などを設置していただいた場合は、天井までの離隔距離(C)は、1000mm以上にしてください。

組み込み設置時の離隔距離

モデル直径 (A)
SK 15740mm
SK 22740mm

VETOサウナヒーターは、サウナ室内の木材部分(ベンチや高床)に組み込んで設置することができます。組み込んで設置する場合は、上記の離隔距離を厳守してください。

電気仕様
モデル出力電源線 (SRCT)ブレーカー (三相)ヒーティングエレメント
SK 1512,40kW3,5sq (4線+3線)40A2067W/200V 6本
SK 2218,60kW5,5sq (3線)+3,5sq (4線)60A2067W/200V 9本

”1960年代に生まれた設計思想を、現在へ。”

VETO電気式サウナヒーターの開発は、1960年代にMuko Oy社で始まりました。1965年に完成し、翌1966年から「Veto Elektro」の名称で量産が開始されました。

当時としては画期的だったのが、VETO独自の開放構造と、ヒーターに内蔵された加湿構造です。

VETOの加湿構造によって生み出される、心地よく柔らかなサウナ環境は多くの消費者を魅了し、Muko Oy社はフィンランド国内外で製品関連の特許を取得しました。

”当初から変わらない、理想を追い求めた形”

開発当時、家庭用の電気式サウナヒーターは、主に箱型の壁掛け式が一般的でした。

VETOは、当時の市場にあったヒーターとはまったく異なるデザインを目指し、円形で自立式の床置き型を採用しました。

この形状は美しいだけでなく、サウナ室のスペースを効率的に活用でき、熱力学的な観点からも耐久性が非常に高い造りになっています。

さらに、VETOは比較的少量のサウナストーンで効率よく稼働するよう設計されています。

VETO  ーその思想と特徴ー


VETO 電気サウナヒーターの構造は、ユニークで他の電気サウナヒーターとは一線を画しています。
1966 年以来、VETOの電気サウナヒーターは、効率よく加熱し、空気を積極的に自由に循環させるオープン構造を特徴としてきました。
VETOには加湿構造が備え付けられており、サウナ室内の湿度を高い状態に保ちます。また、長期の耐用年数と高エネルギー効率を誇り、最高級のサウナ体験をお楽しみいただけます。

VETO独自の「オープン構造」

VETO電気式サウナヒーターの設計思想の中心にあるのが、効率的な空気循環です。

一般的な密閉型のヒーターとは異なり、VETOはオープンな構造を採用しています。
サウナ室の床付近にある冷たい空気はヒーター内部を通って上昇し、温められた空気がサウナ室内へと広がります。この自然な空気の流れによって、サウナ室内の空気が効率的に循環します。
また、ヒーター内部の空気の流れをサウナストーンが妨げないよう設計されているため、効率的な熱の移動が可能です。
この開放的で効率的な空気循環こそが、VETOの優れた機能性を支える重要な特徴です。

適切な換気と組み合わせることで、新鮮な空気がサウナ室内で効率よく混ざり合い、室内の温度差を抑え、より均一で快適なサウナ環境を実現します。

電気サウナの「乾燥」という課題への答え

VETOの加湿構造は、当時の電気式サウナが抱えていた「サウナ室が乾燥しすぎる」という問題に対する解決策として開発されました。

それまで多くの人々が慣れ親しんできた薪サウナでは、サウナ室とシャワー室が一体になっていることも多く、自然と室内の湿度が高く保たれていました。
しかし、電気式サウナヒーターが一般家庭に普及し、シャワー室から独立したサウナ室が一般的になるにつれて、サウナ環境は以前よりも乾燥しやすくなりました。
そこでVETOは、ヒーターに加湿構造を組み込むことで、サウナ室内に適度な湿度をもたらすことに成功しました。

適度な湿度が保たれたサウナは、乾燥したサウナに比べてより心地よく感じられます。

ILMANKOSTUTIN=加湿構造の受け皿 RAITIS ILMA=新鮮な空気

ILMANKOSTUTIN=加湿構造の受け皿
RAITIS ILMA=新鮮な空気

サウナヒーターの「心臓部」を守る電熱線

VETOの電熱線は、サウナストーンと接触しない独自の配置になっています。

電熱線はストーンバスケットを包み込むように配置され、サウナストーンから分離されています。
これは、電熱線を長期間にわたって保護するために非常に重要な設計です。サウナストーンと直接接触しないことで、ストーンの酸化による影響を抑え、電熱線への負担を軽減します。
その結果、電熱線の長寿命化につながり、故障のリスクも極めて低く抑えられています。

60年以上にわたって蓄積された経験と実績が、この独自構造の信頼性を支えています。
さらに、VETOでは1960年代に製造されたヒーターに使用されている電熱線であっても、交換部品として供給できる場合があります。

長く使い続けられること。そして、必要なときには修理・交換ができること。これもVETOが長年にわたって支持されてきた理由の一つです。

少ないサウナストーンで、効率よく

VETOは、サウナ全体にとって適切な量のサウナストーンを使用するように設計されています。

必要以上に大量のサウナストーンを温める必要がないため、加熱時に余分なエネルギーを使いません。適量のストーンを効率よく温め、サウナ室をすばやく使用可能な温度まで温めます。

これにより、予熱にかかる時間とエネルギーを抑えながら、心地よいサウナ環境を実現します。

サウナの原理を最大限に活かす設計

VETOは、現代の多くのサウナヒーターと違い、必要以上にサウナヒーターを高くする設計ではありません。

サウナストーンの上面を適切な高さに保つことで、サウナ室全体を効率よく温めながら、ベンチに座ったときに足元まで心地よい温かさを感じられる、いわゆる”ロユリュの法則”を実現します。

VETOは、サウナ本来の原理を最大限に活かすことを目指して設計されています。

1960年代から続く、フィンランド製の品質

VETO電気式サウナヒーターは、発売当時、ステンレス鋼を採用した数少ない電気式サウナヒーターの一つでした。
現在に至るまで、素材と品質に妥協することなく、フィンランド国内でステンレス鋼を使用して製造されています。

VETOの頑丈なフレーム構造はステンレス鋼で作られており、サウナ特有の高温・低温の繰り返しや、水分、水に含まれる不純物による腐食に強い構造となっています。

半世紀以上にわたる実績

VETOの基本構造は、1965年の誕生以来、60年以上にわたって受け継がれています。

長年にわたり、VETOは製品関連の特許を取得し、さまざまなヒーター比較テストで優れた評価を獲得してきました。また、国際的な発明展でも数々の金メダルを受賞しています。海外輸出も1960年代後半から本格的に始まり、ドイツをはじめとする多くの国々にVETOヒーターが輸出されてきました。現在もVETOは、フィンランド国内だけでなく、海外市場へ向けて製造・販売されています。

長年にわたって同じ基本構造を維持しながら、現在まで製造が続けられていること。それ自体が、VETOの設計思想と品質の確かさを物語っています。

VETOが選ばれる理由

「速く温まり、効率的で、耐久性に優れ、そして柔らかく心地よい」サウナ環境を実現します。

施設運営に寄り添った、ランニングコストを抑え、いざという時には保証範囲内での早急な修理パーツの手配。
「最初からVETOにしておけばよかった。」「急な故障や、漏電を気にしなくて良くなった。」こんなお声を運営者の方々からいただいています。